キヤノン、パスポートも読み取れるビジネス用A4ドキュメントスキャナ

2015年5月26日 11:22

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「DR-C240」外観(写真:キヤノン発表資料より)

「DR-C240」外観(写真:キヤノン発表資料より)[写真拡大]

 キヤノンは25日、ドキュメントスキャナーimageFORMULAシリーズの新製品として、A4対応モデル「DR-C240」を28日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。

 主な特徴は、カラー原稿を毎分30枚・両面60ページ、モノクロ・グレー原稿を毎分45枚・両面90ページ(いずれもA4タテ、200dpi時)の読み取り速度を備えていることである。デスクサイドや店舗のカウンターに置けるコンパクトボディーでありながら、原稿の重送を高精度に検知する「超音波重送検知」や重送による読み取りエラーを抑止する「リタード方式」を採用し、店舗・店頭の窓口のスキャン業務で特に威力を発揮する。

 また、ADF(自動原稿送り装置)の給紙性能が大幅に向上し、さまざまな紙文書に加え発注書や領収書、名刺などをスムーズに連続で読み取れる。厚みのあるカードや免許証に加え、パスポートもADFを通してスキャン可能となり、1台で幅広い用途に対応できる。

 ドキュメントスキャナーの国内ビジネス機市場は、紙文書の電子化ニーズが一般オフィスからSOHO、店舗、家庭にまで広がってきており、堅調に拡大している。そのため、紙文書を高速に読み取れるスキャナーの需要が高まっている。特にオフィスでのスキャンは、従来の集中入力から分散入力への移行が進んでいるほか、クラウドサービスとの連携などスキャナーの新しい用途が生まれつつあり、今回の新製品はそのニーズに対応する。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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