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日立、大量データを効率的に送受信できるICNの新通信方式
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2015/05/0520b.jpg[写真拡大]
日立製作所は20日、情報指向ネットワーク技術(ICN: Information-Centric Networking)の新たな通信方式を開発したと発表した。次世代ネットワークを構築する基盤技術の一つであり、データを効率的に送受信してネットワークの負荷を低減することができるという。
情報指向ネットワーク技術とは、センサーやカメラなどのネットワークに接続された機器から送信されるデータに、識別子と呼ばれるデータを特定するタグを付与することで、効率的にデータの送受信を行う技術。
新方式は、ネットワークへの負荷を低減するために、データに付与される識別子をグループ単位でまとめ、その経路情報を集約ノードと呼ぶ特定の通信サーバーに割り当てることで、経路情報が更新された際は、全ての通信サーバーではなく特定の集約ノードで更新するもの。
これにより、通信サーバー間で経路情報を共有するための通信回数を大幅に減らし、ネットワークへの負荷を低減できる。また、従来の通信方式では困難とされていた自動車の車載装置やセンサーなどの広範囲を移動する機器から発生する膨大なデータを、情報指向ネットワーク技術を用いて送受信することが可能となった。
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