英ポンド週間見通し:失業率低下見通しと英中銀インフレ報告への警戒感

2015年5月9日 19:33

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記事提供元:フィスコ


*19:33JST 英ポンド週間見通し:失業率低下見通しと英中銀インフレ報告への警戒感

■上昇、総選挙での保守党勝利を好感

4月27日-5月8日週のポンド・円は上昇。7日に行われた英総選挙で保守党が勝利したことやイングランド銀行(英中央銀行)の早期利上げ観測が高まったことが要因。投資家の多くは政治安定を評価したようだ。原油価格が強含みに推移したことも材料視された。取引レンジは180円15銭-186円05銭。

■強含みか、失業率低下見通しと英中銀インフレ報告への警戒感

今週のポンド・円は強含みか。4月失業率は低下する可能性があることや英中銀インフレ報告でのインフレ見通しへの警戒感が浮上しており、金利要因でポンド買いが強まる可能性がある。英中央銀行の金融政策決定会合では、金融政策の現状維持が予想されているが、早期利上げの思惑は残されており、ポンドは底堅い動きを続ける見込み。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・11日・イングランド銀行(英中央銀行)金融政策決定会合
・13日・4月失業率(予想:2.2%、3月:2.3%)
・13日・英中銀インフレ報告

予想レンジ: 184円00銭-189円00銭《TN》

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