豪ドル週間見通し:労働市場のすみやかな改善は期待薄

2015年5月9日 19:33

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記事提供元:フィスコ


*19:34JST 豪ドル週間見通し:労働市場のすみやかな改善は期待薄

■堅調推移、追加利下げ発表も豪ドル買い強まる

4月27日-5月8日週の豪ドル・円は堅調推移。豪準備銀行(中央銀行)は5日に0.25%の追加利下げを行ったが、予想通りの決定であったことから、リスク回避的な豪ドル買いは縮小した。米国との金利差縮小が懸念されたが、原油先物が上昇したことで対円レートは反発に転じた。取引レンジは92円88銭-95円95銭。

■もみあいか、労働市場のすみやかな改善は期待薄

今週の豪ドル・円はもみあいか。米国との金利差縮小を想定した豪ドル売りは抑制されているが、国内労働市場のすみやかな改善は期待できないとの声が聞かれており、リスク選好的な豪ドル買いは増えていない。ドル・円相場に大きな動きがない場合、対円レートは主に94円台で推移する見込み。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:93円00銭-96円00銭《TN》

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