九州電力、種子島への再エネ発電設備の出力を制御―電力供給が需要上回る

2015年4月29日 15:07

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 九州電力は28日、種子島への再生可能エネルギー(再エネ)出力を制御すると発表した。

 種子島においては、再エネ発電事業者の系統への接続が進んだ結果、今年のゴールデンウィーク期間以降、電力の使用量の少ない晴れの日を中心に再エネの出力が増加し、内燃力発電機の最低出力運転を実施しても、供給力が需要を上回るようになった。このため、種子島において再エネ特措法(FIT法)で認められている再エネ発電設備に対する出力制御を実施することとした。

 種子島を含む6離島(壱岐、対馬、種子島、徳之島、沖永良部島、与論島)については、2014年7月25日に再エネ発電設備の既接続量と接続申込量の合計が接続可能量(目安)を超過した。これによって、同社発電設備の出力を最低まで減少しても電気の供給量が島の需要量を上回る可能性が出てきたため、接続申込みへの回答を保留していた。

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