米国の電子投票システム、ずさんなセキュリティが発覚

2015年4月21日 11:23

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 バージニア州の選挙管理委員会が、これまで投票に使われていた電子投票機について、セキュリティ面で大きな問題があったことを発表した。使用されていたのは「The AVS WINVote」という機械で、「admin」や「ABCDE」、「shoup」などの簡単なパスワードでログインすることが可能だったという。投票結果を格納したデータべースを変更することもできる状態で10年間使われ続けてきたという(Ars TechnicaGIGAZINESlashdot)。

 さらに、使用されていたOSはWindows XPで2004年からセキュリティパッチが適用されていない、接続されている無線LANの暗号化にはWEPを使用、ファイアウォールはなし、と完全ザル状態。この機械を使用していたのはバージニア州だけでなく、ペンシルバニア州やミシシッピ州でもこのハードが使用されていたとのこと。

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