アデランス 15年2月期はEBITDAベースでは6.5%増、中期経営計画は売上高及びEBITDA値を引き上げ

2015年4月15日 13:23

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記事提供元:フィスコ


*13:23JST アデランス---15年2月期はEBITDAベースでは6.5%増、中期経営計画は売上高及びEBITDA値を引き上げ
アデランス<8170>は14日、2015年2月期(14年3-15年2月)決算を発表。売上高は前期比13.2%増の767.25億円、営業利益が同20.3%減の28.80億円、経常利益が同33.8%増の59.97億円、当期純利益が同18.5%増の50.75億円だった。販管費の増加で営業減益となったがEBITDAベースでは同6.5%の増益だった。

セグメント別の売上高は、アデランス事業(オーダーメイド)は同5.4%増、フォンテーヌ事業(レディメイド)は同5.0%増で、国内両事業は増収だった。また海外ウィッグ事業は為替差益の発生もあって同33.9%増、ボズレー(ヘアトランスプラント)事業は同12.8%増だった。利益面では、国内事業は積極的な事業展開のための販管費の増加が響いた。また海外では、のれん及び無形固定資産などの償却費が負担となった。

なお、16年2月期の通期計画については、売上高が前期比5.6%増の810.00億円、営業利益が同28.4%増の37.00億円、経常利益が同45.0%減の33.00億円、純利益が同44.8%減の28.00億円を見込んでいる。14年4月14日に公表した中期経営計画の数値から見ると、売上高は70億円の増額修正、営業利益は4億円の減額となるが、EBITDAベースでは6億円の増額修正となる。また、2020年度の売上高1,000億円の目標については修正していない。

アデランス<8170>は、女性用かつらで国内トップ。「アデランス」、女性向け既製品「フォンテーヌ」で高い認知度を誇る。米ヘアクラブ社の買収で、海外ウィッグ事業が大幅増収。15年2月期末配当は、前期末10円から5円増配の年15円配当、16年2月期も同水準を維持する計画。《AK》

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