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SDエンター Research Memo(3):フィットネスで21年3月期に売上高100億円、営業利益20億円を計画
*18:20JST SDエンター Research Memo(3):フィットネスで21年3月期に売上高100億円、営業利益20億円を計画
■「SDフィットネス中期ビジョン」を発表
(2)中期ビジョンの業績コミットと具体的施策
SDエンターテイメント<4650>はこの中期ビジョンで、フィットネス事業の業績計画として、2020年度(2021年3月期)に売上高10,000百万円、営業利益2,000百万円を掲げている。また、それに至る2017年度(2018年3月期)における業績計画は売上高5,100百万円、営業利益700百万円としている。2014年度(2015年3月期)の業績見通しは売上高2,400百万円、営業利益200百万円であるので、3年間ごとに売上高は倍増、営業利益は3倍増という収益成長計画となっている。
業績コミットを達成するうえで、同社が目指すべき数値目標として掲げるのは、会員数の増加と客単価の上昇の2つだ。会員数については、2014年度末会員数2.5万人を2020年度までに8.1万人(220%増)にすることを数値目標として掲げている。客単価については、2014年度の月額7,800円/人を2020年度には同11,000円/人と40%増にする計画だ。
会員数と客単価という2つの指標についての目標値を達成するために、同社はさらに具体的なアクションプランを立てているが、これらアクションプランの要所要所に健康コーポレーショングループとの協業が盛り込まれている。集客へのプロモーション、見学者の入会促進及び退会抑止などについて、健康コーポレーショングループが有する豊富なノウハウを活用することを明確にしている。また、顧客単価増額のための有力な施策として、RIZAPのノウハウを活かした高付加価値プログラムの導入が計画されている。他にも、出店戦略や物販の分野についても具体的施策が掲げられているが、これらにおいても健康コーポレーショングループとの協業が図られるものと思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》
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