ガラケーのサポート停止はスマホを使えない視覚障害者が困るという話

2015年3月27日 17:40

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記事提供元:スラド

moudamepo 曰く、 Twitterが3月25日、日本向けに用意されていた従来型携帯電話(いわゆるガラケー)向けサイトであるhttp://twtr.jp/を事実上廃止した。旧URLへのアクセスは、全世界向けに提供されているモバイル端末向けサイトmobile.twitter.comへリダイレクトされる。こちらのサービスはHTTPSを利用するが、SSLv3はサポートしない(Twitterの発表)。そのため、古いガラケーからTwitterを利用するにはyubitterなどのサードパーティのサービスを利用することになる。

 これだけならよくある「POODLE対策で古いクライアントを見捨てました」という事例の一つに過ぎないが、Twitterが災害発生時の連絡手段となるなど公共性を増している中、「視覚障害者がtwitterにアクセスできなくなった」という問題提起が話題を集めている。

 インターネットが社会インフラと化していくなか、ファームウェアを更新することができない端末を使い続ける必要があるユーザに、どのように救いの手を差し伸べなければならないのだろうか。どのように新しい端末に乗り換えてもらえばいいだろうか。

 スマートフォンにも視覚障害者向けの支援機能は用意されているが(視覚障害者がスマートホンを使うためのノウハウAndroid携帯用・障害のある人に便利なアプリ一覧)、物理的なボタンが少ないスマートフォンへの乗り換えに不安や抵抗を感じる人も少なくないようだ。

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