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2月の企業向けサービス価格は前年比3.3%上昇 10カ月ぶりの低い伸び
日銀が25日発表した2月の企業向けサービス価格指数(2010年=100)は102.5と、前年同月比3.3%の上昇となった。上昇幅は昨年4月(同3.1%上昇)以来の低い伸びである。消費税増税前の駆け込み需要の反動減と見られる。特に、テレビ広告や新聞広告の価格低下が影響した。
企業向けサービス価格指数は、広告や運輸、通信など、企業間で取引される価格水準を表す。調査対象は147品目で、今回上昇したのは73品目、下落は39品目だった。
サービス価格指数の内訳は、広告が同2.0%の上昇と、前月の同4.7%上昇から、大きく縮小した。このうちテレビ広告は同2.5%上昇と、前月の同6.8%上昇から伸び率を縮めた。インターネット広告も前月の同2.3%上昇から同0.6%の上昇にとどまった。運輸・郵便では、観光客などの増加で国内航空旅客輸送は前月の同5.5%から同7.2%に上昇幅を広げた。また、不動産賃貸も店舗賃貸の好調を反映して前月の同2.8%から同3.3%に伸び率が拡大した。
消費税を除いた価格で見ると、2月の伸び率は同0.6%で、前月の0.8%からダウンした。テレビ、新聞、インターネットのいずれの広告も前年比マイナスとなった。(記事:南条 誠・記事一覧を見る)
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