DNP、600dpiの高精細カードプリンターを発売

2015年3月24日 15:11

印刷

高精細プリント可能な「DNPカードプリンター CX-D80H」(大日本印刷の発表資料より)

高精細プリント可能な「DNPカードプリンター CX-D80H」(大日本印刷の発表資料より)[写真拡大]

 大日本印刷(DNP)は24日、600dpiの高精細プリントが可能な「DNPカードプリンター CX-D80H」を4月に発売すると発表した。DNPでは、資格団体や学校、企業などに販売し、カードなどの関連製品を含め、2015年度で10億円の売り上げを目指す。

 「DNPカードプリンター CX-D80H」は、600dpiの高精細プリントが可能なカードプリンター。小さな文字で詳細情報のプリントが可能になるため、小さな文字を事前に印刷したカードを使用することなくカードプリンターで全てプリントすることができる。また、複数種の印刷済みカードを管理する必要がなくなるため、在庫管理の負荷も軽減できる。

 印刷方式は、カードへ直接プリントするのではなく、透明な再転写フィルムにいったんプリントした画像をカードへ転写する方式である昇華型再転写方式。これは、カード全面にフチのないプリントが行え、凹凸のあるICカードにもきれいにプリントできる。黄・赤・青それぞれ256階調、黒2階調、全体で1,677万色の表現が可能。

 また、印刷速度も片面31秒/画面(従来機種「CX-D80」は40秒)と高速化した。サイズは343×322×335mm、重量は標準12.5kg。カード充填数は100枚。価格はオープンだが、参考価格は約100万円(税抜)とされる。

関連記事