トプコン、米国の精密農業向けシステムメーカーを買収

2015年3月21日 14:49

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Digi-Star社の技術とトプコンの衛星測位システム(GNSS)を融合させる(トプコン発表資料から)

Digi-Star社の技術とトプコンの衛星測位システム(GNSS)を融合させる(トプコン発表資料から)[写真拡大]

 トプコンは20日、アメリカの精密農業向けシステムメーカー「Digi-Star Investments, Inc.」(Digi-Star社)の全株を取得したと発表した。取得費用は1億3,300万ドル(約166億円)。

 Digi-Star社は、アメリカ・ウィスコンシン州フォートアトキンソンに本社を置く企業で、従業員数220名。アメリカとヨーロッパで、農業や産業機器用マシンコントロールユニット、センサー、精密ロードセル及びデータ管理ソフトウェアなどを開発、販売している。

 トプコンでは今後、Digi-Star社の技術と同社の衛星測位システム(GNSS)を融合させ、管理システムやソリューションを提供することで、 Internet of Things(IoT)農場サービスを推進するとしている。また、家畜・収穫物用の重量センサー、飼料・肥料の品質測定用の赤外線センサーをすべての農作業プロセスに導入し、データを統合クラウドソフトウエアで管理・分析可能なシステムを展開していくという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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