ソーラーフロンティア、米国で280MW規模のメガソーラー開発へ

2015年3月11日 15:39

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 ソーラーフロンティアは11日、産業向け太陽光発電所の建設および運営を行う米国のGestamp Solarより、米国における合計280MW規模となる太陽光発電所の開発案件群の取得について最終合意したと発表した。また、Gestamp Solarのプロジェクト部門はソーラーフロンティアの米国法人であるソーラーフロンティア・アメリカズの子会社となる。

 今回の開発プロジェクトと人材の取得によって、ソーラーフロンティアは米国市場への展開力はもとより、広くアメリカ大陸全域でのビジネスの足掛かりを得た。日本において自社で案件を開発した後、投資家に売却するビジネスモデルを確立してきた。これを米国で活用することを目指す。

 Gestamp Solarは、総資産130億ドルの多国籍企業グループであるGestamp Corporation の傘下で、スペイン・イタリア・フランス・南アフリカ・メキシコ・日本・ぺルー・チリ、そして米国において太陽光発電所ビジネスをおこなってきた。これまで開発したプロジェクトは600MW規模となる。直近では、南アフリカでの30MW、チリでの40MWの案件をはじめとするプロジェクトを開始しているという。

ソーラーフロンティアは、世界最大級のCIS薄膜型太陽電池モジュールの設置例となる、米国カリフォルニア州の82.5MW規模の太陽光発電所を含め、これまでに3MW規模を世界に出荷している。なお、今回のプロジェクト開発は米国サンフランシスコを拠点とする予定だ。

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