和歌山県が「危険な刃物」を規制する条例を制定へ

2015年3月6日 18:23

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 和歌山県が「危険な刃物」の販売を規制する条例を制定する方針だそうだ(時事通信)。

 2月に同県内で小学5年生が刺殺された事件を受けてのことらしい。事件の容疑者宅では「外国の軍隊で使われる」大型のナイフが見つかったそうで、そういったものを規制したい意向のようだ。

 規制では、「家庭などでは通常使わないククリナイフやダガーナイフ」が「危険な刃物」とされるそうだが、すでに銃刀法では刃渡り15cm以上の「刀」や刃渡り5.5cm以上の「剣」については所持が禁止されている。

 「刀」は片刃、「剣」は両刃という分類で、今回問題とされる「ククリナイフ」は片刃のため「刀」扱い、「ダガーナイフ」は両刃なので「剣」扱いだと思われるが、どちらも現在は「18歳未満への販売は禁止」となっているだけで、刃渡りなどが規定以下のものはネット通販などで簡単に購入が可能となっている。

 とはいえ、ネットでは「危険な刃物」という単語のインパクトからか、規制に対して批判的な声も少なくない。

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