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日立、顧客起点型のグローバルな研究開発体制へシフト
日立製作所の研究開発新体制を示す図(同社発表資料より)[写真拡大]
日立製作所は27日、顧客起点型の研究開発をグローバルに推進するため、同社が所有する国内外の研究所の組織再編戦略を発表した。
発表によると、4月1日付で、現在の中央研究所、日立研究所、横浜研究所の国内3研究所とデザイン本部および海外研究拠点を、「社会イノベーション協創統括本部」、「テクノロジーイノベーション統括本部」、「基礎研究センタ」の2統括本部・1センタに再編。
新たに設立する「社会イノベーション協創統括本部」は、東京・北米・中国・欧州の4地域センタの研究者が、顧客とともに課題を共有し、新たなソリューションを協創するフロント組織となる。
「テクノロジーイノベーション統括本部」は、国内3研究所を1つの統括本部に統合し、技術分野ごとの9つのセンタから構成。社会イノベーション協創統括本部が開発するソリューションに必要な技術基盤の強化や技術の融合、革新的製品の研究開発に取り組む。
「基礎研究センタ」では、長期的視点で最先端技術の研究開発を進め、未来の技術基盤の創生を図る。今回の再編で同社は、先端技術のベストマッチにより、フロントの研究者が顧客とともに課題解決のソリューションを協創する、顧客起点型の研究開発体制を確立させるとしている。(記事:町田光・記事一覧を見る)
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