国の祭典・震災復興の五輪にもしたい 安倍首相

2015年1月28日 10:11

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記事提供元:エコノミックニュース

 安倍晋三総理は27日、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の関係閣僚会議であいさつし「開催まで残り5年となった。オールジャパンでしっかり準備を進めていく必要がある」と成功に向け、ハード・ソフトで準備を進めるよう協力を要請した。

 また、安倍総理は2019年の「ラグビーワールドカップ2019」についても「速やかに、着実に準備を進める必要がある」とし、「通常国会には特別措置法案を提出して成立を図り、国の支援体制を強化していく。閣僚は開催基本計画も踏まえながら大会成功に向けて一層積極的な取り組みを」と語った。

 安倍総理はあいさつの中で「2020年東京大会は最高の環境を整え、アスリートがベストの競技ができる。日本全体の祭典として、我が国が活力を取り戻す弾みとなる。特に東日本大震災の被災地については『復興五輪』として、大会が復興の後押しとなり、見事に復興を成し遂げた姿を世界に向け発信する」機会になるようにしたい旨を語った。

 また「美しい日本を形作っている日本各地の伝統や文化、個性を輝かせる大会にしていきたい」と述べ、パラリンピックについて「環境も大きく変わりつつある。パラリンピックの開催を通じ、様々な障害への理解を深め、我が国が障害者の方々にとってバリアの無い、世界で最も生き生きと生活できる国にしていきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)

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