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欧米為替見通し:スイス中央銀行総裁の杞憂
記事提供元:フィスコ
*17:05JST 欧米為替見通し:スイス中央銀行総裁の杞憂
本日19日の欧米市場のドル・円は上げ渋りか。ニューヨーク市場が休場で閑散取引の中、20日の日本銀行金融政策決定会合、22日の欧州中央銀行定例理事会、25日のギリシャ議会選挙への警戒感は残されており、ドル・円の上値はやや重くなりそうだ。
スイス国立銀行(中央銀行)による1ユーロ=1.20スイスフランの上限撤廃は、22日の欧州中央銀行定例理事会で量的緩和が導入される可能性、25日のギリシャ議会総選挙で反緊縮財政を標榜する急進左派連合が政権を獲得する可能性に対する予防的措置だった。
スイス中央銀行のヨルダン総裁の杞憂が現実化した場合、ユーロ売り・円買い圧力が強まる可能性がある。
ヘッジファンドなどの投機筋は、スイスフラン・キャリートレードでの損失を他の取引で補う(損失補てん)可能性がある。利益捻出のために、ヘッジファンド勢などが円キャリー取引を解消した場合、円買い圧力は強まることになる。
【今日の欧米市場の予定】
18:00 ユーロ圏・11月経常収支(10月:+306億ユーロ)
米国はキング牧師生誕記念日の祝日(株式・債券市場は休場)
欧州連合(EU)外相理事会《KO》
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