米国株見通し:NYダウはもみあいか、原油先物の動向を注視する展開

2015年1月15日 19:23

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記事提供元:フィスコ


*19:23JST 米国株見通し:NYダウはもみあいか、原油先物の動向を注視する展開
15日のNYダウはもみあいか。14日のNY市場は下落。12月小売売上高が前月比-0.9%と市場予想を下回り、同年1月以来の大幅な落ち込みとなった。まずまず好調と考えられていた米国で消費鈍化が示されたため、世界的な景気減速懸念が強まり、ダウ平均は186.59ドル安の17427.09、ナスダックは22.18ポイント安の4639.32。


スイス中央銀行がスイスフラン(対ユーロ)の上限を撤廃したことでユーロ安になっており、NYダウ先物は不安定な動きを続けている。スイス株は大きく下げており欧州各国の株式相場も弱含みとなっているが、大きな混乱はみられない。
米国株への影響は限定的とみられることから、原油先物の動向が材料視されるか。

経済指標では、1月NY連銀製造業景況指数、先週分新規失業保険申請件数、12月生産者物価指数が注目されそうだ。なお、ブラックロック、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、インテルが企業決算を発表する。

目先におけるNYダウの下値目処は17250ドル近辺、上値目処は17600ドル近辺か。《FA》

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