東京センチュリーリースと京セラ、千葉県市原市の山倉ダム内にメガソーラーを建設

2014年12月23日 17:44

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東京センチュリーリースと京セラの合弁会社は水上設置型の大規模太陽光発電所を山倉ダム(千葉県市原市)の水面に建設する。写真は、山倉ダム(東京センチュリーリースらの発表資料より)

東京センチュリーリースと京セラの合弁会社は水上設置型の大規模太陽光発電所を山倉ダム(千葉県市原市)の水面に建設する。写真は、山倉ダム(東京センチュリーリースらの発表資料より)[写真拡大]

  • 水上設置型メガソーラーの設置イメージ(東京センチュリーリースらの発表資料より)

 東京センチュリーリースと京セラは22日、両社が共同で出資する京セラTCLソーラー合同会社が、千葉県市原市にある山倉ダムに世界最大級の水上設置型の大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設すると発表した。2016年3月の稼働を目指している。
 
 山倉ダムは、千葉県企業庁が管理する工業用水専用ダムで、千葉県企業庁が水上設置型太陽光発電システムを設置・運営する事業者の公募を行っていたという。この公募に京セラTCL ソーラーが応募し、事業候補者として採択されたという。

 事業では、ダム内の約18万平方メートルの水面上に、フランスのシエル・テール製の架台と京セラ製のモジュールを約5万枚設置する。出力は約13.4MWで、発電量は一般家庭の約4,700世帯分の年間電力消費量に相当する年間約15,635MWhを見込んでおり、年間約7,800tの二酸化炭素が削減できるとしている。なお、発電した電気は、東京電力に売電するという。

 なお、発電所の設計、施工を京セラコミュニケーションシステム、太陽電池モジュールと周辺機器の供給、維持管理は京セラソーラーコーポレーションが行う。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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