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Gitに深刻な脆弱性、緊急メンテナンスリリースが公開される
Gitの深刻な脆弱性「CVE-2014-9390」が18日に公表された(Gitのアナウンス、Git Blameの記事、GitHubの記事、窓の杜の記事、本家/.)。
この脆弱性は大文字と小文字を区別しないローカルファイルシステム上でGitまたは互換クライアントを使用している場合に影響する。攻撃者は「.Git」のような名前のディレクトリ(「.git」を除くすべての大文字小文字の組み合わせが利用可能)を作成してファイルを格納することで、影響を受けるシステムのローカルリポジトリで「.git」ディレクトリ内のファイルを上書きすることや、任意のコマンドを実行することができるという。また、Mac OS XのHFS+ではUnicodeの特定範囲を無視するため、「.g\u200cit」のような名前のディレクトリを使用して攻撃を行うことも可能だ。影響を受けるのは主にWindows版とMac OS X版のクライアントで、大文字と小文字を区別するファイルシステムを使用している限りLinux版のクライアントは影響を受けない。
すでにGitは緊急メンテナンスリリースが公開されており、GitHub for WindowsやGitHub for Mac、Git for Windows、Git OS X installer、JGit、EGit、libgit2なども最新版で修正済みだ。また、MicrosoftがVisual StudioおよびTFS 2013の修正パッチを公開しているほか、AppleもXcode 6.2 beta 3を公開している。影響を受けるシステムのユーザーはもちろんだが、影響を受けないシステムであってもGitサーバーをホストしている場合には更新が強く推奨されている。 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | デベロッパー
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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