大幸薬品 Research Memo(7):二酸化塩素発生ユニットで新たな市場を創造へ

2014年12月18日 08:58

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記事提供元:フィスコ


*08:58JST 大幸薬品 Research Memo(7):二酸化塩素発生ユニットで新たな市場を創造へ

■感染管理事業の現状と今後

(3)新装置「二酸化塩素発生ユニット」

大幸薬品<4574>では、新たな空間除菌装置として「二酸化塩素発生ユニット」の開発が進んでいる。これはスイッチのオン・オフで、低濃度の二酸化塩素ガス発生を安定的に制御できる装置であり、早ければ来期中をめどにビジネス化を目指しているようだ。

例えば、家電に組み込み空間除菌機能を付加するといった活用が検討されており、メーカー側との話し合いが持たれているもよう。家電メーカー側としても、大きなコストアップにならず、製品の高付加価値化につながることから引き合いは強いようだ。

また、二酸化塩素発生ユニットは濃度保持に優れていることから、多くの人が集まる公共施設や交通機関など、新たな市場の創造を目指していく方針だ。既に同社は感染症対策として行政への提案も行っているとしている。これらの施策が順調に進捗することで、中長期的にも業容の飛躍的拡大へ期待が高まる局面を迎えるだろう。

(執筆:株式会社フィスコ)《FA》

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