X11リリース当初から存在する脆弱性など、13件のCVEをX.Orgが公表

2014年12月13日 20:15

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記事提供元:スラド

X.Orgは9日、Xサーバーに関する13件のCVE(CVE-2014-8091~8103)を含むセキュリティアドバイザリ―を公開した(X.Org Security Advisory: Dec. 9, 2014Phoronixの記事The Registerの記事本家/.)。

これらの脆弱性を悪用することで、初期化されていないメモリー領域へのアクセスや、任意のメモリー領域への上書きがXサーバーのプロセス内で可能となり、DoSや任意のコード実行を引き起こす可能性がある。脆弱性はそれぞれ影響を受ける関数が導入された当初から存在していたとのことで、最も古いものは1987年にリリースされたX11R1から存在するという。修正パッチは現在、Gitで提供されており、xorg-server-1.17.0およびxorg-server-1.16.3のリリースに含まれる予定とのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | X | セキュリティ | バグ

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