トヨタ、タカタ製エアバッグインフレーターに対して第三者機関の調査を提案

　トヨタ自動車の米国現地法人は3日、各自動車会社が実施しているタカタ製エアバッグインフレーターのリコールに関し、ユーザーの安全、安心の確保に向けた取り組みを一層進めるため、独立の第三者機関による調査を行うことを提案した。

　自動車業界全体の取り組みとして、このリコールの対象となっている他の自動車会社にも参加を呼び掛けることで、試験・分析結果を共有し、最善の修理対応を検討することを目指す。調査を依頼する第三者機関は現在検討中である。今月より、リコール対象の各自動車会社へ参加を呼びかけ、協力の可能性について議論していく方針だ。

　同社は直近の1年ほどで、タカタ製のエアバッグインフレーターに関し、複数の自動車会社がNHTSAやタカタとも協力しながら、米国でリコールを実施、公表している。インフレーターのモデルごとに、具体的な問題は異なりうるが、第三者機関による調査を通じ、修理が必要なインフレを確実に特定し、迅速に修理することを目指すという。