「いい家だから高い」と思い込んでいませんか? 住宅ローン0円の家とは

2014年11月22日 20:12

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記事提供元:エコノミックニュース

真剣に創意工夫を重ねて、「住宅ローン0円の家」を実現したのがアキュラホームだ。「試行棟」と呼ばれるその実際の住宅見学会が11月16日に埼玉県春日部市で開催された

真剣に創意工夫を重ねて、「住宅ローン0円の家」を実現したのがアキュラホームだ。「試行棟」と呼ばれるその実際の住宅見学会が11月16日に埼玉県春日部市で開催された[写真拡大]

 コストダウンというと、どうしても何かを我慢したり、犠牲にしたりといったイメージがある。消耗品ならそれでもいいかもしれないが、マイホームを建てるとなると、話は違ってくるだろう。一生に一度の買い物だから、少々無理をしてでも、いい家が欲しい。いい家だから高いのは当たり前、そんな風に思い込んでいないだろうか。こんな消費者心理を見越してハウスメーカーはあまりコストダウンに熱心ではないのでは、と思うのは考えすぎだろうか。

 そんな中、真剣に創意工夫を重ねて、「住宅ローン0円の家」を実現したのがアキュラホームだ。「試行棟」と呼ばれるその実際の住宅見学会が11月16日に埼玉県春日部市で開催された。この試行棟は91㎡の住宅で、大容量(12.5kw)の太陽光発電を搭載している。「住宅ローン0円」とは、具体的には、建物価格が1770万円、自己資金233万で、1537万円の35年借り入れ。その内の当初20年が、売電によって実質ローン支払いが0円になるというものだ。

 太陽光発電は、現在経済産業省が、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度見直しや、買い取り価格の引き下げを検討しており、実際に九州電力<9508>、沖縄電力<9511>など5社が発電設備接続申し込みの当面保留を発表している。そういった意味では、駆け込み需要に応える見学会ともいえるだろう。

 「いい家は高いもの」と無意識に筆者も思い込んでいたし、コストダウンというと前述したイメージがあった。でも、一体誰が「いい家は高いもの」と決めたのだろうか。この試行棟を見ていても、実に細かいところまでコストダウンの工夫が施されているが、低廉な印象を持たない。現創業社長は元々大工で、職人の視点から品質に拘りながら住宅価格の負担を軽減することを追求し、このような住宅が実現できたのだろう。(編集担当:久保田雄城)

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