20日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、悪材料出尽くしで自律反発

2014年11月20日 17:36

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記事提供元:フィスコ


*17:37JST 20日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、悪材料出尽くしで自律反発

20日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比1.67ポイント高(+0.07%)の2452.66ポイントと小幅ながら6日ぶりに反発した。上海A株指数は1.74ポイント高(+0.07%)の2568.14ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.45ポイント高(+0.17%)の264.05ポイント、深センB株指数が2.55ポイント安(-0.26%)の961.78ポイントで引けた。

自律反発狙いの買いが優勢。上海総合指数は前日までの5日続落していたため、値ごろ感が着目されている。取引時間中に公表され11月のHSBC中国製造業PMIが下振れたことに関しては、いったん悪材料が出尽くしたとの見方も浮上した。

業種別では、金融株の上げが目立つ。なかでも保険株と証券株が買われ、中国人寿保険(601628/SH)が3.2%高、招商証券(600999/SH)が3.0%高で引けた。証券株に関しては、国務院が19日、株式市場に新規上場(IPO)する条件を緩和する方針を示したことを受け、IPOによる手数料収入が増加するとの思惑が強まっている。このほか、発電やガスの公益株、自動車株などもしっかり。《KO》

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