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ロボットに向いていそうで向いていない作業:超高層ビルの窓ガラス清掃
米国・ニューヨークのワンワールドトレードセンター(1WTC)で12日、2名の作業員を乗せた窓ガラス清掃作業用のゴンドラが69階部分で宙づりになるトラブルが発生した。超高層ビルの窓ガラス清掃のように危険な作業はロボットに適した作業のように思われるが、実際のところロボットには難しい作業なのだという((The New York Timesの記事、本家/.)。
超高層ビルの形状はどんどん複雑になっており、空にそびえる彫刻のようになっているという。これに伴い、ロボットが表面を移動して清掃することは以前よりも困難になっているとのこと。また、ロボットでは取り切れない汚れがガラスの隅に残ることもあり、ガラス張りのビルで外に広がるパノラマを眺める場合などには仕上がりに不満を感じることもある。さらに、ゴンドラは外壁の修理や窓ガラスの交換など、窓の清掃以外にも必要となる点も挙げられる。ゴンドラの昇降設備の設置が必須だとすれば、窓ガラス清掃専用のロボットを導入しようとするオーナーは少ないとの見方もある。実際にロボットを導入している超高層ビルもあるものの、ビルをピカピカに磨き上げたいオーナーの意向と、高収入を得たい労働者の意向がマッチして、ニューヨーク市内では700人ほどの作業員が窓ガラス清掃に従事しているとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | テクノロジー | ロボット
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