「若者のキーボード離れ」でフリック入力の普及が進む?

2014年10月22日 18:54

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 PCを所持していない若者が増えているという話はたびたび話題になる。先日も「数年後にはPCが使えない若者が入社してくる?」という話題があった。いわゆる「若者のPC離れ」の大きな問題としてキーボード入力に不慣れという点がよく挙げられるが、その代わりとしてフリック入力が普及しているという話がある(若者のキーボード離れ加速 レポート・卒論でフリック入力も)。

 フリック入力のほうがキーボードよりも楽という若者は少なくないようで、神奈川大学のとある講師が外国語学部の学生にアンケートを取ったところ、15%の学生がレポートの下書きやメモでスマホを使っており、フリック入力だけでレポートの仕上げまでを行っている学生もいたという。

 メールでのレポート提出時、添付ファイルではなくメール本文としてレポートを送らせる教員が増えていることもあって、フリック入力だけでレポートを完結させるケースは今後も増えていくと見られるそうだ。

 さらに、Windows 8.1ではタッチパネル対応PCとの組み合わせでフリック入力がサポートされること、またスマホやタブレットからネットワーク経由で直接印刷できるプリンタが増えていることもあり、今後卒論をフリック入力だけで完結させる学生が出現するのでは、という声も出ている。さすがにPCがすぐになくなるとは思わないが、PC用のフリック入力デバイスが登場してキーボードが駆逐されていく日も来るのだろうか。

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