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15日の中国本土市場概況:上昇、金融株が相場をけん引
記事提供元:フィスコ
*18:11JST 15日の中国本土市場概況:上昇、金融株が相場をけん引
15日の中国本土市場は上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比14.20ポイント高(+0.60%)の2373.67ポイントと4日ぶりに反発した。上海A株指数は14.86ポイント高(+0.60%)の2485.09ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.68ポイント高(+0.64%)の263.54ポイント、深センB株指数が10.00ポイント高(+1.04%)の968.33ポイントで引けた。
もみ合いのなか買われる流れ。需給悪化などを懸念した売りに押される場面が朝方はみられたものの、中盤から買いが優勢になっている。先送りが警戒されていた上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)について、「本土当局者が市場で予想されている今月下旬に開始するとの考えを示した」と伝わったことが好感された。
金融株が相場をけん引、なかでも証券株が高い。大手の中信証券(600030/SH)が2.8%上昇した。上海と香港の「相互乗り入れ」開始で、取引の活性化に伴う手数料収入などの増加が期待されている。このほか、医薬関連株が軒並み急伸。中国国内でデング熱の広がりがみられることや、エボラ出血熱が世界各地で流行していることなどを受け、薬品需要の思惑が膨らんだ。インフルエンザ予防薬の華潤双鶴薬業(600062/SH)や、抗生物質の山東魯抗医薬(600789/SH)が値幅制限いっぱいまで買われた。《KO》
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