ソニー、業務用ハーフインチテープ製品の終息を予告

2014年10月9日 17:33

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ソニービジネスソリューション株式会社は10月6日、業務用ハーフインチVTRおよびカムコーダーを終息とし、販売およびサポートの終了予定をアナウンスした(プレスリリース)。

 具体的な製品としては、HDCAMおよびHDCAM-SRシリーズ。時期については、販売終了が2016年3月末を目途とし、保守については2023年3月末までとしている。

 一般的にはなじみが薄いかもしれないが、これらの製品群およびフォーマットは放送局や制作現場で現行で使われており、普段目にするテレビ番組やDVD/Blu-ray Disc等で間接的に関わっている事も多い。

 映像を普通のファイルとして取り扱う「ファイルベース」化が急速に進んでいるが、HDCAMの様な旧来からのファイルベースでは無いテープメディアへの信頼が依然として高いのも事実である。しかしながら、時代や技術の流れを鑑み、現役引退と言う選択を取ったようだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェアセクション | テレビ | ストレージ

 関連ストーリー:
パナソニックがカセットテープレコーダー風デザインのICレコーダを発売へ 2014年09月24日
ソニーがより高い記録密度を実現できる磁気テープ技術を開発 2014年05月01日
TDK子会社、データテープ事業から撤退 2013年09月10日
ソニーとパナソニック、アーカイブ向けの大容量光ディスクシステムを共同開発へ 2013年07月31日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事