イーロン・マスク曰く、人類の保険として100万人規模の火星移住が必要

2014年10月5日 21:10

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記事提供元:スラド

SpaceXのイーロン・マスクCEOは、人類生存の保険として100万人規模で火星に移住し、持続可能で遺伝的に多様な文明を形成する必要があると考えているという(Aeonの記事本家/.)。

火星では人々が必要とする物質が容易には手に入らず、産業基盤を一から築く必要があるため、100万人でも足りないぐらいだという。火星への大規模な移住を行うには宇宙船の再利用に関する問題を解決する必要があるものの、この問題が解決すれば100年以内に実現可能だと考えているそうだ。しかし、100万人が移住するには、火星で誕生する人を考慮しなければ100人乗りの宇宙船を使用しても1万回の往復が必要となる。さらに、火星での活動を支えるためには大量の貨物を送る必要もある。そのため、巨大な宇宙船を使用しても10万往復以上が必要になると見込んでいるとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 火星 | サイエンス

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