日立マクセルは、自動車用CRコイン電池の製造設備を増強

2014年9月11日 09:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■生産能力増強へ向け18億円を投資

 日立マクセル<6810>(東1)は10日、今後の需要増が見込まれる自動車用CRコイン電池の増産に対応するため、15年5月を目途に小野事業所に生産設備の増強と新棟建築で約18億円を投資すると発表した。

 同社のCRコイン電池は、生産開始から33年間で培ったノウハウと技術が集約されており、キーレスエントリーシステム向けCR電池をはじめ、低温・高温環境下でも良好な電気特性が得られる特殊耐熱タイプCR電池など、自動車用機器の電源として数多く用いられている。今後も自動車電装化の市場成長での受注拡大が見込まれている。

 同社では、小野事業所に約18億円の増産投資をすることで、15年度末までに自動車用CRコイン電池の生産能力を現在の約1.5倍に増強する計画である。これにより生産性を大幅に向上させ、需要の増大に応えるとともに、さらなる高収益化が実現できる見通しである。

 これは、14年4月22日に公表した「マイクロ電池の生産能力増強」(今後4年間で約40億円投資)の第一弾であり、自動車用CRコイン電池については、当初見込みに対して需要の上振れが予想されるため、今後も積極的な生産能力増強を検討していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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