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旭化成せんい、ポリウレタン弾性繊維を使った伸縮する電線「ロボ電」を発売
ポリウレタン弾性繊維 「ロイカ」を用いた伸縮する電線「ロボ電」[写真拡大]
旭化成せんいは27日、ポリウレタン弾性繊維 「ロイカ」を用いた伸縮する電線「ロボ電」を9月1日から本格的に販売すると発表した。「USBコネクタ付き」と「リード線(AWG28)出し」の2種類が用意され、価格は1本あたり3万円台からとなる。販売は、機械部品を扱うミスミのオンラインショッピングサイト「MISUMI-VONA」から開始する。
本製品は、しなやかな伸びと回復性に優れているという同社のポリウレタン弾性繊維「ロイカ」を採用した。ストレート形状で弾性体が伸び縮みするため、配線のたるみや絡まりが解消し、配線がぶつかったり、引っかかったりするトラブルが減少するという。また、配線用のスペースを小さくすることができ、配線設計や配線交換も簡単に行えるようになるという。
また、ロボットの生産工程においては、断線による稼動停止ロスやメンテナンス工数が減り、断線寿命も従来の10~100倍に向上したことで、生産性が向上するとしている。
同社では、産業用ロボット、ウエアラブル機器、介護用ロボット、パワーアシストスーツ、義手義足などの医療機器などへの利用を想定している。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)
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