地球観測衛星ワールドビュー1、アトラスVロケットの打ち上げを軌道上から撮影

2014年8月20日 16:34

印刷

記事提供元:sorae.jp

地球観測衛星ワールドビュー1、アトラスVロケットの打ち上げを軌道上から撮影(Image credit: DigitalGlobe)

地球観測衛星ワールドビュー1、アトラスVロケットの打ち上げを軌道上から撮影(Image credit: DigitalGlobe)[写真拡大]

 デジタルグローブ社は18日、軌道を回る地球観測衛星ワールドビュー1から、姉妹機のワールドビュー3を載せたアトラスVロケットが飛行する様子を撮影した画像を公開した。

 ワールドビュー1は2007年に打ち上げられたデジタルグローブ社の地球観測衛星で、現在高度450kmの太陽同期軌道を周回している。一方のワールドビュー3は、同社の最新鋭機で、8月13日にアトラスVに搭載され、カリフォルニア州にあるヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられた。この写真はまさに、そのワールドビュー3が打ち上げられた際に撮影されたものだ。

 写真が撮影された時、ワールドビュー1とアトラスVとの間は800kmから1,200kmほども離れており、なおかつワールドビュー1は約27,000km/h(約7.6km/s)、アトラスVもまた約1,610km/h(約450km/s)という、とてつもないスピードで飛行していた。にもかかわらず、ワールドビュー1は、飛行するアトラスVの姿をくっきりと捉えており、また連続で撮影することにも成功し、GIFアニメーションが作成されている。

 同社は「ワールドビュー1が、その新しい姉妹であるワールドビュー3の『誕生』を目撃することができて、大変誇りに思います」と述べている。

 なお、連続写真は下記Webサイトで見ることができる。

■WorldView-3: Have you seen this GIF? | Seeing a Better World™
http://www.digitalglobeblog.com/2014/08/18/worldview-3-have-you-seen-this-gif/

【関連記事】
アトラスVロケット、地球観測衛星ワールドビュー3の打ち上げに成功
長征四号ロケット、昨年の失敗後初打ち上げ 遥感衛星二十号を軌道へ
H-IIAロケット25号機の打ち上げは10月7日に 気象衛星「ひまわり8号」を搭載
ソユーズ2.1bロケット、気象観測衛星メテオールMの打ち上げに成功
デルタIIロケット、3年ぶりの打ち上げ 地球観測衛星OCO-2の打ち上げに成功

関連記事