30年代までに原発ゼロ揺るぎない 海江田代表

2014年8月2日 14:09

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記事提供元:エコノミックニュース

 民主党の海江田万里代表は31日、両院議員懇談会後の記者会見で、自身の進退について「代表の責務を引き続き、歯を食いしばって続けさせていただく」と懇談会で意思表明したとした。海江田代表は「今後も民主党再生の先頭に立ちたい」と強調した。

 続投していくとの結論を自身で決意した理由について、海江田代表は「これまでの自民党の政権に陰りが出ていること、変化の胎動を感じることができるから」と話した。海江田代表は「安倍政権に向いていた国民の目が、これからは民主党をはじめとした野党に向いてくる」と期待ともとれる見方を語った。

 海江田代表は「野党第一党として、国民の安倍政権に対する不満や不安を受け止めねばならない」とし、政策では安倍政権が行った集団的自衛権の行使容認の閣議決定に半分近い国民がNOといっているとし、この声を、野党第一党として受け止めねばならないと語った。

 また原発について「民主政権時代に、2030年代までに原発ゼロを目指すとしてきた。現在も揺るぎのないものだ」と原発ゼロを目指すことを改めて明確にした。

 また、原発再稼働については「避難計画などに国が前面に出て、国が責任を持って原発の再稼働に対する責任を明らかにしなければいけない」と主張。

 社会保障政策について「今後、最も力をいれていかねばならない」とも語った。(編集担当:森高龍二)

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