Jトラスト:体制確立へ一歩前進、「貸付事業」親愛貯蓄銀行へ集約

2014年7月31日 15:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■3子会社(韓国)事業譲渡、グループの収益構造が大幅改善を期待

 金融事業中心に不動産やアミューズメント事業などを展開するホールディングカンパニーJトラスト<8508>(東2)グループは、韓国金融委員会の承認を得たので、連結子会社であるハイキャピタル貸付会社(ハイキャピタル)、ケージェイアイ貸付金融有限会社(ケージェイアイ)及びネオラインクレジット貸付株式会社(ネオラインクレジット)の貸付事業を、同グループの連結子会社親愛貯蓄銀行(韓国・ソウル特別市)に14年8月13日付で譲渡する。

 同グループは、韓国で11年にネオラインクレジットを買収、その後本年3月貸付業者ハイキャピタルと同ケージェイアイを買収し、高金利の借入金を原資として貸付業を展開する状況であったが、今回の事業譲渡によりグループ全体として収益構造が大幅に改善される。 親愛貯蓄銀行にとっては、3社が所有してきた顧客基盤を活用した債権残高の拡大が図れ、規模の利益追求へ戦力強化が期待され、また、3社の取引顧客に対して低金利貸付も可能となることから、顧客ニーズに幅広く対応するなど、顧客の利便性向上が図れると思われる。  事業譲渡した3社については、当面、不良債権の買取り、回収に特化した体制で運営するが、事業再編などについては今後検討する模様だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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