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6月の有効求人倍率は22年ぶりの高水準 厚労省
求人、求職、求人倍率の推移を示す図(厚生労働省の発表資料より)[写真拡大]
厚生労働省が29日発表した6月の有効求人倍率は1.10倍と、22年ぶりの高水準となった。また、求人倍率の改善は19カ月連続であり、景気の緩やかな回復を背景に、雇用情勢が着実に改善していることを示している。
有効求人倍率を都道府県別で見ると、愛知県が1.57倍と最も高く、次いで東京都の1.56倍、福井県と岡山県がそれぞれ1.50倍と続いている。一方、最も低いのは、沖縄県で0.68倍、埼玉県と鹿児島県がいずれも0.74倍、青森県が0.80倍などとなっている。
同月の新規求人数は80万4167人で、前年同月比8.1%増加した。これを主要産業別で見ると、医療・福祉が15.3%増、製造業が14.2%増、労働者派遣などのサービス業が9.8%増と高い伸び率となっている。逆に教育・学習支援業は1.6%減、学術研究、専門・技術サービス業は0.8%増、運輸業、郵便業は1.1%増など、低い水準に留まっている。(記事:南条 誠・記事一覧を見る)
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