川内原発の再稼働に向け、5キロ圏内の住民にヨウ素剤が一斉配布される

2014年7月27日 20:29

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記事提供元:スラド

鹿児島県と薩摩川内市は27日、今秋にも再稼働の見通しとなった九州電力川内原発から半径5キロメートル圏内の住民に対し、原発事故の際に甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤を一斉配布したそうだ(MSN産経ニュースの記事時事ドットコムの記事NHKニュースの記事TBS News iの記事)。

配布の対象となったのは3歳以上の住民約4,700人のうち、事前に問診を受けて服用に問題ないとされた2,661人。39人が受け取りを辞退したという。また、約2,000人は説明や問診を受けていないため、県と市は9月以降に説明会を開く予定とのこと。13歳未満には1粒、13歳以上には2粒を配布。3歳未満の乳幼児については事故後に保健所が調剤し、避難所で服用することになる。国の原子力災害対策指針に基づいてヨウ素剤が事前配布されるのは今回が初とのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェアセクション | 日本 | ハードウェア | 電力 | 医療 | 原子力 | 政府

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