メルセデス・ベンツなど、神奈川県で乗り捨て方式のカーシェアリング 9月1日から

2014年7月25日 13:25

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貸渡・返却場所となるアマノグループ管理の駐車場

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 メルセデス・ベンツ、オリックス、アマノの3社は24日、神奈川県横浜市内で、ワンウェイ(乗り捨て)方式の「スマート ワンウェイ カーシェアリング」を9月1日に開始すると発表した。乗り捨て方式のカーシェアリングは国内初という。

 カーシェアリングの車両としては、メルセデス・ベンツの「スマート電気自動車」20台を導入し、アマノグループが管理する横浜市内全8カ所の駐車場を拠点にオリックス自動車がカーシェアリングサービスを提供する。期間は 2015年3月31日までの7カ月間で、この間に利用状況や要望などを検証するという。

 走行エリアの制限はないが、貸渡・返却場所は、センター南駅前、横浜駅西口駅前、新横浜駅前、日吉駅前 慶応大学付近、あざみ野駅近郊 住宅街、たまプラーザ駅前、みなとみらい 赤レンガ倉庫付近、元町中華街の8カ所の駐車場のみとなる。利用料金は15分200円~。

 利用するには、「オリックスカーシェア」に会員登録し、ICカードの交付を受ける必要がある。予約は、PC・携帯サイトかスマートフォンアプリから行なう。

 3社は、ワンウェイ方式のカーシェアリングのメリットとして、通勤や観光などの目的で公共交通機関とカーシェアリングを組み合わせる“パーク&レールライド”の利便性が向上し、不要不急な車の利用を抑えて、渋滞の緩和やCO2排出量の削減効果が期待できるとしている。

 また、利用者側のメリットとしては、目的地近辺での駐車場料金の負担が不要になるほか、実際の車の利用時間に合わせたカーシェアリング利用料金の支払いが可能になる。

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