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欧米為替見通し:プーチン露大統領の誤算
*17:25JST 欧米為替見通し:プーチン露大統領の誤算
本日18日の欧米市場のドル・円は、地政学的リスク(ウクライナ・中東)の動向、米国のミシガン大学消費者信頼感指数、景気先行指数などに注目することになる。
ドル・円のテクニカル分析では、一目均衡表の雲(102円00-46銭)、200日移動平均線(101円94銭)の下で推移していることで下落トレンドの可能性が高まりつつあるものの、反発を示唆する「強気の乖離」が出現していることで、売り買い交錯の状況が続く。
米国のミシガン大学消費者信頼感指数や景気先行指数などが予想に反して悪化していた場合は、下落トレンドに拍車がかかる可能性が高まるため要注意か。
ウクライナ東部の親ロシア武装勢力が支配する空域で、地対空ミサイルにより撃墜されたマレーシア航空機MH17便(ボーイング777型機)は、プーチン大統領専用機(イリューシン96型)と誤って撃墜された、という説が流れている。
マレーシア航空MH17便は、アムステルダムからクアラルンプールに向かっていたが、ワルシャワ付近を、10100メートルの高度でモスクワ時間15時44分に通過した。
プーチン大統領専用機は、ブラジルでのBRICS首脳会議からモスクワに向かって飛行しており、同地点を37分後のモスクワ時間16時21分に通過した。しかしながら、交差したワルシャワとの距離から、その可能性は低いと思われる。
先日、高度6500メートルを飛行中のウクライナ軍輸送機が撃墜されたが、今回もウクライナ軍輸送機が飛行していた模様で、「アントノフ26型機を撃墜した」との回線傍受の信憑性が高い。もし、親ロシア派武装勢力による誤射だった場合、ウクライナの東西分割、連邦化を目論むプーチン露大統領にとっては、誤算となる。
【今日の欧米市場の予定】
21:30 加・6月消費者物価指数(前年比予想:+2.3%、5月:+2.3%)
22:55 米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:83.0、6月:82.5)
23:00 米・6月景気先行指標総合指数(予想:+0.5%、5月:+0.5%)《KO》
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