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今日の為替市場ポイント:米国の利上げ時期
記事提供元:フィスコ
*08:12JST 今日の為替市場ポイント:米国の利上げ時期
昨日8日のドル・円相場は、東京市場では101円90銭から101円69銭まで下落。欧米市場では一時101円49銭まで続落し、101円57銭で取引を終えた。
本日9日のドル・円は、主に101円台後半で推移か。欧米諸国の株安を意識したリスク回避的な円買いは継続する可能性がある。
8日の欧米市場では、欧米諸国の株安を意識したリスク回避的な円買い・米ドル売りが優勢となった。米国の早期利上げ観測が後退したこともドル売りにつながったようだ。米ドルを除く主要通貨の対円レートは円高方向に振れた。また、市場参加者の間からは、コチャラコタ米ミネアポリス地区連銀総裁の発言も材料視された可能性との声が聞かれた。
コチャラコタ総裁は「インフレは緩やかなペースで上昇する」と指摘したが、「多くのインフレは一時的であり、FRBは一時的な物価の動きを見極める必要がある」と述べている。また、「失業率は依然として長期の見通しを上回っている」と述べており、「FRBはインフレ、完全雇用の目標がまだ達成できていない」との見方を伝えた。
米国の利上げ時期については、2015年1-3月期ではなく、2015年後半になるとの意見があるが、利上げ時期は米国の経済指標次第であることに変わりはないだろう。インフレが2%レベルで推移し、雇用関連の指標が改善すれば、年内に利上げを実施しても不思議ではないかもしれない。《KO》
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