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ドコモ、国内初となる高品質通話「VoLTE」を開始
メールや「LINE」などの無料通話アプリによる通信方法が主流となりつつある今でも、携帯電話を使用する人々の間に根強く残っている願望、それは「よりクリア音声で、快適に通話したい」というもの。通話中に相手の声が聞き取りにくい、何を言っているのか分からない、こうしたことはかなりのストレスをもたらす。そうした利用者の願望を叶えるべく、NTTドコモ<9437>が新たな通話サービスを打ち出した。
NTTドコモは18日、よりクリアで高音質な音声でもって通話することのできるサービス「VoLTE(ボルテ)」の提供を24日午前4時より開始するとの発表を行った。この「VoLTE」はこれまでよりも高音域に対応することができ、よりクリアな通話が可能となるという。また着信音が鳴るまでの時間もこれまでの約6~8秒から約3秒に短縮され、通話中のインターネット通信もスムーズに行える。
「VoLTE」が利用できるのはNTTドコモのLTEエリアのみで、2014年夏モデルより利用が可能。24日の時点の対象機種はサムスン電子の「GALAXY(ギャラクシー) S5」のみで、事前のソフトウェア更新が必要となる。それ以降は順次対応機種を増やす。
ただし、「VoLTE」による音声通話が利用できるのは、発信する機種と着信する機種の両方が対応機種である場合に限られる。また両方がLTEエリアにいることも条件となる。発着信機種のどちらか片方が対応機種で、またLTEエリアにいれば、その一方のみが「VoLTE」の品質で通話ができるという。
「VoLTE」では音声をパケット通信により伝達する技術が採用されており、LTEネットワーク上でやり取りすることから、「ボイス・オーバー・LTE」とも呼ばれている。一般的なIP電話アプリや「LINE」などの無料通話アプリもパケット通信により音声を伝達しているが、この「VoLTE」ではそれが優先的に伝達されるため、音声の途切れや遅延などを抑えることができる。
この「VoLTE」については他のキャリア、ソフトバンク<9984>やauのKDDI<9433>もサービス開始を検討しているようだが、それらのキャリアに先駆けてNTTドコモが開始。国内では初となる。(編集担当:滝川幸平)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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