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今日の為替市場ポイント:フィッシャーFRB副議長の見解
記事提供元:フィスコ
*08:01JST 今日の為替市場ポイント:フィッシャーFRB副議長の見解
先週末13日のドル・円相場は、東京市場では101円69銭から102円09銭で推移。欧米市場では102円14銭まで上昇し、102円04銭で取引を終えた。
本日16日のドル・円は、102円前後で推移か。イラク情勢悪化への警戒感は消えていないが、リスク回避的な円買いは一巡しつつあり、ドルは101円台後半で下げ止る見込み。
米議会上院は12日、米連邦準備制度理事会(FRB)の副議長に指名されていたスタンレー・フィッシャー氏の人事案を承認した。市場参加者の間からは、「まだ承認されてなかったのか」との声が聞かれたが、FRB副議長に内定してからある程度の時間が経過していたことは事実。
6月17日-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合より、FRB副議長として手腕を発揮することになる。フィッシャー氏は、「バーナンキ前FRB議長とは格が違う」と評されている大物。「格」という点ではイエレンFRB議長を上回る。それ故に、FOMC会合ではフィッシャー副議長の見解はメンバー全員に対して大きな影響を与えるのではないか、との憶測が流れている。
フィッシャー氏は今年3月の公聴会で、「雇用の最大化と物価の安定の達成には、緩和的な金融政策の継続が必要」との認識を示している。金融政策のスタンスはイエレン氏に近いとの見方があるが、先週末には利上げ時期が早まるとの観測が再浮上しており、フィッシャーFRB副議長の見解が注目される。《KO》
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