中東のハッカー集団、米・欧州側機関に対してサイバー攻撃を行っていた

2014年6月6日 22:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 セキュリティ技術ベンダのFireEye Labsは、中東のハッカーグループ「Molerats」がBBCや米大手金融機関、複数の欧州政府機関を対象に攻撃を仕掛けていたと発表した。中東勢力のサイバー攻撃能力の成長が懸念される状況にあるという。攻撃が行われていたのは4月29日から5月27日までの期間。またFireEye Labsによると、Moleratsは、イスラエルとパレスチナのほか、トルコ、スロベニア、マケドニア、ニュージーランド、ラトビアにも攻撃を仕掛けており、犯行の動機がわかりにくいとしている(MotherboardFireEye LabsSlashdot)。

 手法としては、ターゲットとなる組織の従業員に対し、Xtreme RAT(リモートアクセス型トロイの木馬)などをダウンロードさせるリンクや添付ファイルを含むメールを送信するというもの。このとき送信されたメールには今年のエジプト大統領選挙への出馬を表明したAbdel Fattah el-Sisi氏を風刺した政治マンガなどが含まれていたという。

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