丸紅、新潟県関川村でメガソーラー 12月に運転開始

2014年6月6日 15:42

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 丸紅は5日、100%子会社である三峰川電力株を通じて、新潟県岩船郡関川村と大規模太陽光発電所建設に関する協定書を締結したと発表した。三峰川電力が事業主となり、7月に発電所の建設を、12月には運転を開始する予定という。

 三峰川電力は関川村の村有地と民有地の全3地点で、合計出力約2.7MWのメガソーラーを建設し、発電事業を行う。廃校グラウンドをはじめとする関川村の遊休土地を有効活用するという。

 3地点から得られる年間発電量の合計は約260万キロワット時を見込んでおり、一般家庭約700世帯の年間電力消費量に相当する。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用し、完工後20年間売電する。

 丸紅の国内メガソーラー事業は、北海道清水町4.3MW案件、大分県の82MW、宮崎県の1.1MW案件が既に商業運転を開始しているほか、三重県・愛知県にまたがる木曽岬干拓地での49MW、宮城県岩沼市での28.3MW、福島県いわき市での2.2MW案件の開発を進めている。

 丸紅は、メガソーラーのみならず、中小水力発電、風力発電や地熱発電等も手掛けており、環境負荷の少ない再生可能エネルギー利用の普及に、今後も積極的に取り組んでいくとしている。

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