Googleの実験的部門「Google X」、ホバーボードやテレポーテーション、軌道エレベーターの開発も検討していた

2014年4月22日 11:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 Googleの実験的プロジェクト部門「Google X」では、自律型自動車、光ファイバーインターネット、ロボット工学、および気球Wi-Fiといった巨大なプロジェクトに強い意欲を持ち、また巨額な研究予算を有している。Google XのイノベーションラボのスタッフであるAstro Teller氏が米ビジネス誌Fast Companyの取材に応じ、研究の一部を公開した(ITmediaslashdotZDNet JapanGIGAZINE)。

 そこには多くの失敗談があったようだ。たとえば空中に浮くスケボーであるホバーボードの研究では、リニアモーターカーと同じ技術を使って実現できないか検討したが、空中で自由に方向を制御できないことから頓挫したという。

 また、軌道エレベーターの研究にも取り組んだことがあるという。エレベーターで使うケーブルにはカーボンナノチューブが最適であることが分かったが、この素材で1メートル以上のケーブルを製造することができなかったことから素材検討の段階で頓挫したという。他にもテレポーテーションの実現可能性も真剣に検討したそうだが、物理法則に反するという結論に達したという。

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