いじめにあっていた生徒が証拠としていじめの様子を録音したところ、盗聴の罪に問われる

2014年4月19日 14:34

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記事提供元:スラド

米ペンシルバニア州の高校でいじめにあっていた生徒が証拠としていじめの様子を録音したところ、盗聴の罪に問われて警察の取り調べを受けることになったそうだ(Ben Swannの記事Ben Swannの記事2Ben Swannの記事3WTAE Pittsburghの記事本家/.)。

教室で繰り返しいじめにあっていた生徒は、学校での使用を許可された私物のiPadを使っていじめの様子を7分間録音したそうだ。録音を聞かされた母親が学校に連絡したところ、学校側はいじめていた生徒を注意するのではなく警察に連絡した。学校側は生徒の行為が重罪の盗聴に当たると脅し、録音を聞いた後で消去するように要求したという。生徒の罪はその後軽減されたものの、風紀びん乱罪で有罪判決を受けることになる。生徒は控訴審に備えていたが、この件に関する報道が注目を呼び、全国から支援の声が寄せられていたという。最終的にアレゲニー郡の地方検事局は、この件に関する訴追をこれ以上行わないと発表したとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | 犯罪 | YRO | 法廷 | 教育 | アメリカ合衆国 | プライバシ

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