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欧米為替見通し:G-7財務相会合とG20財務相・中央銀行総裁会議
*17:33JST 欧米為替見通し:G-7財務相会合とG20財務相・中央銀行総裁会議
本日10日の欧米市場のドル・円は、ウクライナ情勢の緊迫化を受けたリスク回避の円買いが優勢となる中、G-7財務相会合とG-20財務相・中央銀行総裁会議での協議内容に注目する展開となる。
ドル・円のテクニカル分析では、今年の高値105円45銭と安値100円76銭の半値である103円10銭が一目均衡表の雲の上限(先行スパン2)となり、攻防の分岐点となっており、雲の下で推移している現状は、売りの時代となる。
ワシントンでは、ウクライナ危機に関して、G-8からロシアが排除されたG-7(米、英、独、仏、伊、加、日)の財務相会合が開催され、週末にかけては、ロシアが加わったままのG-20財務相・中央銀行総裁会議が開催される。
G-20財務相・中央銀行総裁会議では、米国連邦準備理事会(FRB)による流動性供給の縮小やウクライナ情勢への警戒感、中国の景気減速懸念、などを受けて世界の市場が動揺していることで、対応策が協議されることが見込まれている。
米国連邦準備理事会(FRB)に代わる流動性供給源として、日本(日本銀行による異次元の量的・質的金融緩和第2弾、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)などの外貨建て資産への投資拡大)、中国(景気刺激策、中国人民銀行による非不胎化介入)、などが期待されている。
【今日の欧米市場の予定】
21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:32万件、前回:32.6万件)
24:30 エバンス米シカゴ連銀総裁が討論会参加
02:00 米財務省30年債入札(130億ドル)
03:00 米・3月財政収支(予想:-480億ドル、13年3月:-1065億ドル)
G20財務相・中央銀行総裁会議(ワシントン、11日まで)《KO》
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