鶏卵を使用しない新インフルエンザワクチン

2014年2月25日 13:00

印刷

記事提供元:スラド

eggy 曰く、 従来、インフルエンザワクチンの製造には鶏卵が用いられていた。そのため、卵の成分を含むインフルエンザワクチン注射を一切受け付けることのできない人も存在するという。そこで米国では鶏卵を使用しないワクチン「Flublok」と「Flucelvax」が開発されているそうだ(Mediumslashdot)。

 これらワクチンはすでに米食品医薬品局(FDA)の認可を受けているとのこと。Flublokには昆虫のタンパク質が用いられ、Flucelvaxには動物性タンパク質が用いられている。さらに、鶏卵を使用したワクチンの製造サイクルが6か月であるのに対して、FlublokやFlucelvaxだとそれが2~3か月程度に短縮されるとのこと。昨年のFlublok及びFlucelvaxの製造量は少なかったものの、今年に製造されたFlublokは15万人分にもなり、Felberbaumについては次の冬に向けて30万~50万人分が製造されることになりそうだという。

 スラッシュドットのコメントを読む | 医療

 関連ストーリー:
国内患者からタミフル耐性インフルエンザウイルスが検出される 2014年01月09日
グルタミン酸からタミフル合成 2013年01月12日
効果の長期間持続するインフルエンザワクチンの実現は近い? 2012年11月04日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事