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欧米為替見通し:バーナンキ・パーティーの終わり
*17:07JST 欧米為替見通し:バーナンキ・パーティーの終わり
本日29日の欧米市場のドル・円は、連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)を見極める展開となる。
マーティン第9代FRB議長は、「米国連邦準備理事会(FRB)の仕事は、パーティーが盛り上がり始めたら、参加者から不満が出てもパンチボウル(酒が入ったボウル)をさっさと片付けること」と述べている。
バーナンキ第14代FRB議長は、昨年5月に量的緩和政策による流動性供給というパーティー終了の予定表を示し、12月に予定通りに100億ドルのテーパリング(量的緩和縮小)を開始し、最後のFOMCとなる本日も100億ドルのテーパリング(量的緩和縮小)が予想されている。
テーパリング(量的緩和縮小)が見送られた場合はドル売り、50億ドルではドル売り、100億ドルでは、織り込み済みだが下げ渋る展開が予想される。
2008年9月のリーマン・ショック後に始まった量的緩和政策は、新興国市場にバブルというパーティーを齎したが、バーナンキ第14代FRB議長が自身の退任に向けて、パーティー終了のベルを鳴らし、パンチボウルを片付け始めていることで、不満を言わずに粛々と帰り支度を始めるべきなのかもしれない。
ドル・円は、ダブルトップ(105円45銭・105円42銭)の完成、フィボナッチ・リトレースメント61.8%戻し105円49銭(124円14銭-75円32銭)達成で、半値押しの101円00銭を軸に100円62銭-101円54銭付近への反落が予想される。
【今日の欧米市場の予定】
18:00 ユーロ圏・12月マネーサプライM3(前年比予想:+1.7%、11月:+1.5%)
19:00 マレーシア中央銀行が政策金利発表(3.00%で現状維持の予想)
21:00 米・前週分MBA住宅ローン申請指数(前回:+4.7%)
21:15 カーニー英国中央銀行総裁講演
04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表(債券買い入れ措置100億ドル縮小の予想)
05:00 NZ準備銀行が政策金利発表(2.50%で現状維持の予想)《KO》
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