米商務省、中国製太陽光パネル製品に再度反ダンピング調査実施

2014年1月27日 11:01

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記事提供元:フィスコ


*11:01JST 米商務省、中国製太陽光パネル製品に再度反ダンピング調査実施
米商務省は23日、中国製太陽光パネル製品に対し、反ダンピング・反補助金調査を開始する方針を示した。これは2011年11月に続き、2度目の調査となる。今回の調査範囲は前回から拡大し、2011年に調査されなかった製品も対象になるという。調査規模は20億8000万米ドル(約2122億円)になると試算されている。

業界専門家は、米当局による再度の調査について、2011年の調査で反ダンピング・反補助金税が追加されたにもかかわらず、米同業の経営不振が改善されなかったことが主因だとの見方を示した。

一方、中国の太陽光パネル業界は、米商務省の行為が貿易救済手段の乱用だと批判した。米国内産業の経営戦略の失敗や高い生産コストに着手すべきだと強調した。《ZN》

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